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【AI時代は危機ではない】今だからこそ考えたい仕事の未来

こんにちは、Brownです。

人工知能(AI)の発達と仕事の未来を絡めた様々な論説を、最近各所でよく見かけるようになりました。

この記事では、人工知能が発達し様々な恩恵を社会にもたらすようになった時代を「AI時代」と呼ぶことにします。

この「AI時代」は徐々にやってくるかもしれないし、どこかのタイミングで突然革命的に状況が変わり「AI時代」に突入するかもしれません。

いずれ必ず到来する「AI時代」に備えて、今改めて仕事の未来について考える必要があると思います。

各論説の中には不安を感じてしまうようなものも多いです。しかし、僕は「AI時代」は危機的状況ではなくむしろ人類の進化により到達できる次なるステージだと前向きに捉えています。今回はこのように僕の考えを中心としたコラムになります。どうぞご覧ください。

仕事がなくなる・なくならない問題

議論の捉え方

この議論の本質的な問題は、まるで人工知能が我々人類の仕事を奪い、人間の仕事がなくなって危機的な状況になってしまうという間違った捉え方です。

そうではありません。人工知能は人間を救う、あるいは手助けをするためのテクノロジーであると捉えるべきです。詳しく解説します。

具体例をもとに考えてみる

では具体的に、AIが人間の仕事を奪ってしまった未来について考えてみましょう。

今回例として農業が最適だと思うので、人間の仕事「農業」を人工知能に奪われてしまった未来について例え話を以下に展開したいと思います。

ある村では、人口知能が大型の農機を駆使する畑作業からから細かいパッケージングなどの作業まで、全行程を人間の手を借りずに完遂することができるようになりました。人間の「農業」という仕事は人口知能に奪われてしまいました。

しかしその村では、人間が生きるために必要なお米、野菜、果物などは、人間が一切関与せずとも半永久的に手に入れられるようになりました。働かなくても餓死することのない村の完成です。生きるための心配ごとは何も無く、この村に住んでさえいれば寿命まで生き続けることができます。(家賃やその他の生活費の話・村に人工知能を導入させるための初期投資の話は一旦無視します。)

その村に住む人間は何をしますか?

著:Brown

この最後の問いは以下のように言い換えられます。

あなたの答えが、上記の例え話の答えです。

消費活動の先に本物の「仕事」

その村に住む人たちは、自分のやりたいことしかしないことでしょう。

毎日飽きるまで寝続ける、友達と遊ぶ、家族とゆっくり過ごす、本を読む、ゲームをする、海・山に行く、遠出をする、贅沢なことはできないかもしれませんが何でも可能です。

このような消費活動を続けていると、その中で嫌でもクリエイティブなビジネスアイディアを思いつく瞬間があり、それがその村の人たちの「仕事」となっていくのではないでしょうか。思いつかなくても、食い扶持には困りません。

「AI時代」を敵対視せず受け入れる

確実に言えることは、好んで毎日満員電車には乗らないということです。

AI時代とはこういうものです。敵対視するのではなく、受け入れる態勢を整えておきましょう。

これに似た考え方「ベーシックインカム」

企業が都市を開発する未来

さて、前述の例え話は「農業」の話でしたが同様の考え方で、

非常に極端な話になりますが、人工知能が様々な「仕事」を奪い人間が働かなくてもお金を増やしていくことができるようになったとします。

企業は人件費がかからない分、利益が増加します。増加した利益を配布することもできます。例えばトヨタが実験都市「ウーブン・シティ」を構想しているように、企業が都市を開発するかもしれません。そしてそこに住む人には1人あたり毎月10万円が支給される、といったようなことも考えられるわけです(※「ウーブン・シティ」がそのようなことをするとう情報は見つけていません)。住人は対価として、様々な生活上発生するデータ(購買行動など)を企業に提供するなどが考えられますが、基本的には自由に生きていくことができます。

定額支給の部分だけ取り上げると、ベーシックインカムとよく似ていますね。

「AI時代」の本質的な形

上記で書いた例え話のように、人工知能が仕事を奪ったことで人間が自由な生き方を選択できるようになりました。このようにポジティブな説の方が、実体が目に見え始めている「AI時代」の本質的な形ではないかと僕は信じています。

既に目に見える形で変革は始まっている

人件費が削減の話でいくと、既に「Amazon Go」なんていう実店舗もありますよね。店員さんが人間ではなく人工知能(ロボット)になる、これについては実現可能性はかなり高いと言えるでしょう。

まとめ

仕事の未来の形は「消費活動」の先

「AI時代」を見据えて仕事の未来を考える上で、この記事でとにかく主張したかったことは改めて以下の通りです

  • 不安を感じるような各論説で仕事の未来に不安を感じることはない
  • 「AI時代」に人間の仕事が奪われることは極めてポジティブである
  • 「農業」を奪われた村では生活が保障され、人間は自分が本当にやりたいことしかしなくなった(好んで毎日満員電車には乗らなくなった)
  • 消費活動の先に自分が求めている「仕事」がある
  • 「AI時代」は敵対視せず受け入れる態勢を整えておく

「奪われる」という表現の置き換え

仕事が「奪われる」という言い方がよくないのかもしれませんね。

「AI時代」には、人工知能とロボットが人間の仕事を代行し、合理的・効率的・高耐久的に働き大きな恩恵を人間に還元してくれる。

という言い方の方が僕の考えにピッタリの表現です。

今回は以上となります。

最後に

いろいろと言葉の解説は省きましたが、その辺りの用語についても、また後日ゆっくりまとめられればと思います。

頭の中でぐるぐると考えていたことをまとめられてよかったです。「AI時代」に対して悲観的なイメージがあった方の、刺激に少しでもなったのであれば幸いです。

それでは!