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【2021年・完全無料】MP4動画をDVDに焼く・オーサリング方法

 

最近、とあるイベントの動画を作成する機会がありました。

会場では、DVDプレイヤーでDVDを再生することがマスト条件とのこと。

PC持ち込んでMP4とかで再生したい・・・とも思ったのですが、マスト条件なので仕方なくDVDに動画を焼くことにチャレンジしました。

複数のMP4を、DVDプレイヤーで再生できる形式でDVDに焼く・・・という作業。

一見簡単そうに思えて甘くみていたのですが、激詰まりして提出が締め切りギリギリになってしまいました∑(゚Д゚)!

今回は、完全無料でできる「MP4動画をDVDに焼く・オーサリング方法」をご紹介します!きっとこの記事を読めば困らないはず!

 

既存のネット情報は古い or 英語

最近の情報は少ない?

ggりまくりました。

そもそもDVDという規格を使うこと自体、最近ではもうほとんど機会がないですよね。

なので出てくる情報はどれも古く、リンクが切れていたり参考にならなかったり有料ソフトのアフィリ記事だったり・・・。

やっと見つけたと思ったソフトは英語ばっかりで、なんか途中で止まったりするし行き詰まりました。

お金はかけたくなかった

有料のソフトを使えば多分すぐできるんだろうなーとも思ったのですが、

絶対にお金はかけたくないというポリシーの元、調べまくりました。

そして見つけたオーサリングソフトDVDStyler

いろんなフリーソフトをインストールして試して、やっと安定して動作するオーサリングソフトを見つけることができました。それがDVDStylerです。

DVDStylerはDVDに書き込むデータの編集作業はもちろん、DVDへの書き込み作業までできてしまう完全無料のフリーソフトです。

この記事では、DVDStylerの使い方を紹介していきます。

DVDStylerを使えば、安定してMP4動画をDVDプレイヤーで再生できる形式で、DVDに焼くことができます。

MP4動画をDVDに焼く・オーサリング方法

前置きが長くなりました。

それでは早速、MP4動画をDVDに焼く・オーサリングの方法を、いつも通り画像を多めに使ってご紹介していきます。

作業時間は1時間ぐらいかかると思います。

DVDに焼くだけで、ものによっては20分以上かかる場合もあります。

まずはDVDという規格について知ろう

DVDには最大で、画面サイズ(解像度)が720×縦480サイズまでの動画を書き込むことができます。

つまり、720×縦480サイズより大きなサイズの動画を書き込もうとすると、失敗したり正常に再生できなくなったりする恐れがあります。

まず、動画ファイル自体を720×縦480サイズ以下に書き出す、あるいはエンコードするというポイントをおさえておくことが重要です。

DVDStylerをダウンロード・インストール

以下の公式サイトからインストーラーをダウンロードしてください。

インストール方法については、以下のサイトに詳しくまとめられています。

 

DVDStylerの設定

ちなみに詳しい設定方法や使い方なども、以下のサイトに詳しくまとめられています。

このサイトを参考にすれば問題なく進められると思いますが、

今回は、この記事では僕が実際に使って成功した手順をまとめておきます。(2018年11月20日現在)

DVDStylerの起動・プロジェクト新規作成

DVDStylerの画面

DVDStylerの画面です。

 

プロジェクトを新規作成

「ファイル」メニューから「新規」を選択すると、以下のウィンドウが表示されます。

次の表の通りに設定しました。

ディスクラベル Event2018 (任意のディスクラベル名)
ディスク容量 DVD-5 (4.7 GB) (デフォルト)
映像のビットレート 自動 (デフォルト)
音声のビットレート 192 (デフォルト)
タイトルの規定のポストコマンド 最後のメニューを呼ぶ (デフォルト)
映像形式 NTSC 720×480
横縦比 16:9
音声形式 AC3 48 kHz (デフォルト)

OKを押下すると、次のウィンドウが表示されます。

 

メニュー用テンプレートを選択

この画面では、メニューのテンプレートを設定します。

今回は、仮で「バースデーイベントっぽい雰囲気」のメニューテンプレートにしたいので、右列の2番目のテンプレートを選択しておきます。

「OK」を押下します。

 

編集画面へ

以下のような編集画面が表示されました。

これにて、新規プロジェクトが開いてDVDに書き込む内容を編集できる状態となりました。

DVDStylerに複数のMP4を取り込む

DVDStylerにひとつまたは複数のMP4を取り込んでいきます。

「動画ファイルをファイルブラウザーからここにドラッグします」と書いてあるエリアにファイルをドラッグアンドドロップします。

今回は3件の動画ファイル(MP4)をドラッグアンドドロップしました。

 

オープニング画面・メニュー画面を作成

オープニング画面(メニュー1)

オープニング画面は、特にこだわりがなければ初期状態で問題ないと思います。

日本語が表示されていない状態(□と表示される)を解消するには、

テキストの上で 右クリック⇒プロパティ⇒フォント設定

で日本語対応のフォントを選択するとOKです。(頭に@がついているものは縦書き用フォントです)

メニュー画面(メニュー2)

メニュー画面は、以下の状態が初期状態です。

今回、タイトルは3つなので下半分の3枠は不要です。

余っている枠の上で右クリックして削除してください。

そして、各タイトルの上に各動画のタイトルのテキストを表示しましょう。

画面内任意の場所で右クリック⇒追加⇒テキスト でテキストラベルを追加することができます。

そして、メニュー画面(メニュー2)の完成です!↓

ここまで完成したらプロジェクトを保存しましょう

Ctrl+Shift+Sで別名保存ができます。(またはファイル⇒名前を付けて保存)

保存先、保存ファイル名を選択してプロジェクトを保存しておきましょう。

拡張子は「.dvds」となります。

保存したらDVDに書き込みましょう!

ここまで完成したらあとはDVDに書き込むだけです。

メニューバーに赤いディスクマークがあると思います。(左上の方)

赤いディスクマークを押下し、書き込み設定画面を開きます。

一時保存用ディレクトリとは、DVDStylerがDVD書き込み作業中に使う、一時フォルダのことです。DVDStylerのために作業用フォルダを指定してあげます。今回は、Fドライブ直下に「Temp」というフォルダを作り、そこを指定しました。

そして今回の目的はDVDへの書き込みですので、ラジオボタンは「DVDに書き込み」を選択してください。

デバイスは、ディスクドライブの名称が表示されていると思いますので、正しいドライブが選択されていることを確認しましょう。

書き込み速度は「auto」のままで特に変える必要はありません。

あとは最後に「開始」ボタンを押して、書き込みが完了するのを待つのみです。

MP4動画をDVDに焼く方法 まとめ

無事、MP4をDVDに焼くことはできましたでしょうか?

どうしてもDVDを使わなければならない+どうしても無料での作業にこだわりたい という方は、この記事のやり方の通りに進めていってもらえればと思います。

会場側も多様な形式に対応してほしい

イベント会場なども多種多様で、動画を再生する場合はDVDを使うことが前提条件とされている場所もまだまだ多くありそうです。

できればファイルでの再生やYouTube動画の再生など、幅広い形式に対応して行っていただけるとスマートなのかなーと感じます。

とは言え多様なので、DVDの焼き方・オーサリングで困った方を救済できればと思い、情報をまとめました。

皆さまのお役に立てたのであれば幸いです(^^)/